基本的な参拝手順
参拝の際の心構え
神社は神様がお住まいである場所で、神聖な場所です。神社に訪れる際は、心を清らかに保ち神社に対する敬意を忘れず、謙虚な態度で参拝しましょう。
神社を訪れる際には、控えめな服装を心がけましょう。特に、露出度の高い服装や汚れた服装は避けるべきです。
また、神社内では静かで敬虔な態度を保つことが大切です。大声で話すことや騒ぐことは避けましょう。
参拝の作法
まず、神社参拝の基本を押さえましょう。基本的な手順は次のとおりです。
1.鳥居の前で軽く一例する
2.手水舎で手と口を清める
3.参道を歩いて拝殿の前に行く
4.お賽銭を入れる
5.二礼二拍手一礼する
6.手を合わせ、住所と名前、お参りできたことの感謝を伝える
7.軽く一礼する
8.鳥居を出るときは、振り返って拝殿に一礼する
これが神社参拝の基本のやり方ですが、作法ばかり気にしすぎず、神様への敬意は持ちながらも、気負わずリラックスして参拝しましょう。
大事なのは形式ではなく、やっぱり心。気持ちを込めてお参りできたら、きっとすがすがしい気持ちになれるはずです。
神社では、心を落ち着かせ、手水舎で手や口を清めるときの感覚、境内の自然や風の感覚、砂利を踏む足音、などをあじわいながらゆっくり参道を歩いていると、軽い変性意識になり、神様と繋がりやすくなっていきます。
その状態で拝殿の前に行って、参拝できたことの感謝を伝え、お祈りすれば神様にスーと祈りが通じます。
また、他の参拝者の迷惑にならなければ、拝殿の前でゆっくり時間を取り日頃の感謝と願いを伝えましょう。
正月や祭礼などの混雑時は、参道を歩く途中に住所や名前を言って願い事をして、混み合った拝殿の前では、短時間手を合わせるだけにするのが良いでしょう。
神様に伝わる祈り方
1)住所・氏名を伝える
まず最初に「私が誰であるか」をお伝えします。
個人の特定は重要で、例えば家族の無事を祈っても誰の家族か神様にはわかりません。
したがって、私が誰であるのか住所と氏名を神様にお伝えすることは非常に重要です。
2)参拝できたことへの感謝をお伝えする
3)神道の祈りの言葉を唱える
「祓え給い(はらいたまえ)、清め給え(きよめたまえ)、神ながら(かむながら)、 守り給い(まもりたまえ)、幸せ給え(さきわえたまえ)」という祝詞を唱えます。
意味は「罪やけがれを取り除いてください。神様のお力により、 お守り下さい、幸せにして下さい」です。
覚えられない場合は、「祓え給い(はらいたまえ)、清め給え(きよめたまえ)」だけでもいいでので唱えましょう。
「〇〇県〇〇市〇〇町1丁目◯番地の三重太郎です。
本日は、参拝させていただき感謝申し上げます。家族が無事に過ごせますように。
はらいたまえ きよめたまえ かむながら まもりたまえ さきわきたまえ」
参拝すべき神社「産土神社」「氏神神社」
神社に行ってお参りするというと、たいていの人は伊勢神宮や出雲大社など有名な神社に行こうとします。
しかし、神社に行って開運したいと思うなら、誰もが知る有名で大きな神社に行くのはおすすめできません。
神社にも格式と序列がありすべてが繋がっていますから、本気で願いを叶えたいならば、事前の準備と根回しをする必要があります。
あなたは、縁あってその土地で暮らしているのですから、地元で一番お世話になっている土地の神様、「鎮守神社」に定期的にご挨拶し、あなたのことを知っていただくのが重要です。
そして、さらに大切なのが「産土神社」への参拝です。「産土神社」は、その人が生まれた場所の神社で生涯を通じて見守ってくれる存在です。
神社に行って願いを叶えたい、開運したい、と思うのであれば、あなたの生涯にとって最も大切な「産土神社」の参拝は欠かせません。
したがって「鎮守神社」や「産土神社」の神様と深くつながることで、どこの神社に参拝しても、日本全国の八百万の神々とつながり、あなたのことを認識していただけるようになります。
例えば、あなたが伊勢神宮のような大きな神社に参拝に行ったとしましょう。
そこで「私は、◯◯県◯◯市の◯◯と申します。本日はご縁があってお参りさせて頂きます。ありがとうございます」と、ご挨拶しますよね。
すると、伊勢神宮の神様が◯◯県◯◯市の鎮守神社の神様に「そちらに住んでいる◯◯というものが挨拶に来たのだが、知っているか?」とお聞きになると
鎮守の神様が「〇〇ですか、彼女は毎月欠かさず感謝を伝えにまいります。どうかひとつよろしくお願いします。」とお答えになり、
すると、伊勢神宮の神様が「そうか、それならば多めにエネルギーを与えておきましょう」
となるのですが、鎮守神社に全然ご挨拶していないとなると
「そちらに住んでいる、田中修というものが挨拶に来たのだが、知っているか?」と聞かれ
「田中修ですか、たしかにこのあたりに住んでいるようですが、全く挨拶に来ていません」と答えられ
伊勢神宮の神様が「そうか、それでは今回はスルーしておこう」ということになってしまいます。
こように、「鎮守神社」や「産土神社」をお参りすることで、日本全国の八百万の神々に、あなたのことを認識してもらえるようになるのです。
どこの神社に参拝しても、
あなたのことをちゃんと認識し、「聞いていますよ。歓迎しますよ」
といって特別扱いしていただけます。
そうでなければ、年間何百万人も訪れるような有名な大きな神社で、神様と繋がり、願いを聞き届けてもらえるわけはありません。
なので、いきなり大きな有名な神社に行くのではなく、今住んでいる場所の「鎮守神社」や、
生涯を通じて守ってくれる、担当の「産土神社」の神様と仲良くなることが開運の原点です。
参拝前に知っておくべき御祭神
神様から応援されるためにするべき大切なことがあります。
それは、参拝前には、訪れる神社の由来や御祭神の基本的情報を調べておくことです。
御祭神とは、その神社において、そこに祀られている神様の事をいいます。
御祭神の名前も知らずに参拝するのは、人に例えるならば、その人の名前や経歴も知らずに何かの頼みごとをする様なものです。
一方で、神社の御祭神や由来を知った上でお詣りすれば、今までの神社の存立の歴史が多少なり心に響き、少しは感謝の念が出てくることでしょう。
今では、インターネットで調べれば簡単に情報が出てきます。予め調べて行かなくても大抵の神社には、入口付近に御由緒書というものが掲示されていますので、それに目を通してから鳥居をくぐってみては如何でしょうか。
神様への感謝の大切さ
私たちが今ここに存在していること自体が、神様からの最大の贈り物です。
そして、その存在を認識し、感謝の気持ちを持つことで、私たちは自分自身をより良く理解し、人生をより豊かに生きることができるのです。
感謝の心は、私たちが他者に対しても思いやりを持ち、善行を積むことを促してくれます。それはまさに、ビジネスでも同じ。お客様やパートナーへの感謝の気持ちを忘れずに、一生懸命働くことで、成功への道が開けるのです。
また、感謝の心はストレス軽減や心の平穏にも繋がります。これは、ビジネスだけでなく、私たちの日常生活にも大いに役立ちます。
神様への感謝の大切さを忘れずに、毎日を大切に過ごしていきましょう。